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VTIとVOOを両方買う?

VTIとVOOの両方を購入することについて検討する場合、まずそれぞれのETFの特徴や違いを理解することが重要です。
VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)は、アメリカの株式市場全体を対象とするETFであり、小型株から大型株まで約4000銘柄に投資しています。
一方、VOO(Vanguard S&P 500 ETF)は、アメリカの大型株500銘柄に投資するETFで、S&P 500インデックスに連動しています。
VTIの強みは、米国株式市場全体に広く分散投資する点にあります。
これにより、全体的な市場成長を取り込むことができ、小型株の成長も享受することができます。
一方、VOOは大型株に集中しており、比較的安定したパフォーマンスが期待できるため、リスクを抑えたい投資家には適しています。
両方のETFを購入することには一定のメリットがあります。
VTIの広範な分散効果とVOOの安定性を併せ持つことで、よりバランスの取れたポートフォリオを構築できる可能性があります。
しかし、注意点としては、これらのETFの投資対象が重複している部分が多いことです。
特に大型株の部分では、同じ銘柄が多く含まれているため、分散効果が大きく増加するわけではありません。
そのため、投資の効率性を考えると、どちらか一方に絞る方が良い場合もあります。
例えば、市場全体の成長を取り込みたい場合はVTIが適していますが、安定した大型株に重点を置きたい場合はVOOを選ぶのが良いでしょう。
また、これらのETF以外にも、例えばVT(Vanguard Total World Stock ETF)やVXUS(Vanguard Total International Stock ETF)といった、国際分散投資を目的としたETFを考慮することもおすすめです。
これにより、米国市場だけでなく、世界中の市場にも分散投資が可能となります。
結論として、VTIとVOOを両方購入することは一つの戦略ですが、投資目的やリスク許容度に応じて、どちらか一方に絞る方が効率的な場合もあります。
他のETFも視野に入れながら、バランスの取れたポートフォリオを構築することが、長期的な投資成功の鍵となります。
参考ページ:VTIとVOOを両方買うのあり?違いは?どっちかだけ?注意点やETF、おすすめ銘柄は?

VTIとVOOを両方買う?
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