総返済額が大きくなる

住宅ローンを頭金なしで組むと、必要な借り入れ金額が大きくなります。
その結果、当然にも支払う利息の額も増えます。
また、金融機関によっては頭金の割合に応じて適用される金利が異なることがあります。
例えば、フラット35という住宅ローンでは、借入金額が全体の建設費や購入価格に占める割合である融資率に基づいて金利が設定されています。
融資率が9割以下の場合と9割を超える場合で、金利が異なるのです。
2021年10月現在、借り入れ期間が21年以上35年以下のフラット35では、取り扱う金融機関によって提供される金利のうち、最も一般的な金利は次の通りです。
融資率が9割以下の場合は年1.300%、融資率が9割を超える場合は年1.560%となっています。